精密根管治療
Endo
根管治療とは

根管治療(歯の根っこの治療)は、虫歯が神経まで到達してしまった場合に、神経の通る管(根管)の組織を取り除いて、根っこをキレイにする治療の事です。歯根治療とも呼ばれます。
虫歯を放置すると、やがて細菌が出す毒素や細菌自体が歯の内部にある歯の神経(歯髄)まで到達し、いわゆる虫歯の激痛を引き起こします。 また症状がさらに進みますと、歯に触れただけで痛んだり、腫れを伴うこととなります。
根管治療でこんな事、お困りではありませんか?
- 何度も通院しているが終わらない
- もう抜歯しかないと言われた
- 腫れがなかなか引かない
- 一度治療したのにまた腫れてきた
- 治療した歯の違和感が取れない
- 違和感や腫れがあるのにかかりつけの先生に「様子を見ましょう」と言われてしまう
諦めないでください
根管治療を適切に行えば
あなたの大切な歯を
守ることは可能です。
当クリニックでは歯内療法学会専門医による
自由診療での精密根管治療を提供します。
他院で抜歯が必要と判断された場合でも、歯を残せる可能性があります!その治療の一つが精密根管治療です。本川越の歯医者 川越ピース歯科では、マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)や歯科用3D(立体)デジタルCTよる精密検査で、口腔内の細部まできっちりと観察していきます。

病変の進行度や原因究明をしっかり行い、精密治療による適切な処置で、「歯の神経を抜く必要がある」と診断された歯でも神経を極力残せる場合があります。米国歯内療法学会のコンセプトを厳守した精密根管治療で、患者さんの抱える悩みを解決へと導きます。まずはお気軽にご相談ください。
根管治療の成功率
【1】 日本の成功率は20~40%程度
根管治療は、繊細で高度な技術が必要な治療の一つです。保険診療では治療費が安価な反面、精密で治療が難しく、再発の可能性が高くなります。次のグラフは、根管治療後のX線写真で、歯の根に病巣を確認できた割合を示したものです。これは根の病気の再発、つまり根管治療の失敗率を表しています。

【2】 日本と米国の根管治療
では日本と米国の根管治療を比較してみましょう。右の表より、日本の保険診療で根管治療を行なった場合、半数以上で再発がみられ、再治療が必要になっています。一方、米国で根管治療を行なった場合の成功率は約90%です。この違いはどこからきているのでしょうか。

【3】 日本と米国の根管治療の比較
日本と米国で根管治療に大きな差の開きがあるのには、明確な理由があります。
・マイクロスコープの使用
・ラバーダムの使用
・治療時間
・歯科材料

全てにおいて違いがあります。日本の保険診療では、治療方法や材料、治療にかけられる時間などに制限や限りがあるため、致し方ない部分もありますが、当院では自由診療によって、米国レベルの根管治療を提供可能です。
日本の根管治療の問題点
・再発率
・成功率
・ラバーダム使用率
・かけれる時間、使用する材料の制限

当院の精密根管治療の
特徴
CTを用いた正確な診断
より正確な診断に基づいた安全な治療を提供するために、歯科用3DデジタルCTを導入しています。一般的なレントゲン撮影では撮影できない骨の中の病変・歯の状態・歯の神経の位置関係も含めて正確に確認することで、患者さん歯を1mmでも多くすことを可能にします。また、歯科専用に特化したCTなので医科用に比べて被曝量を最小限に抑えています。

マイクロスコープの使用による
見える治療
当院では、肉眼より大幅に視野拡大できるマイクロスコープを用いて、根管治療を行います。根管内を拡大し、暗くて狭い根管の奥まで視覚的に確認を行いながら治療を進めていくため、感染部位を取り残すこなく的確に除去します。本川越の歯医者 川越ピース歯科では歯内療法学会専門医による確かな顕微鏡技術を活かした治療で、再治療のリスクや患者さんの負担を最小限に留めてまいります。

ラバーダム防湿による再発率の
軽減
お口の中には皆さんが思っているよりもきれいなものではなく、湿度や食べ物の残りがあり、細菌が住み着いて非常に増殖しやすい環境なため、無数の細菌が口腔内に生息しています。本来歯の中は無菌ですが、唾液などに含まれる細菌が治療中に根へ入り込むことで、治療後に膿んでしまったり再発につながります。そういった細菌感染を防ぐためには、ゴムのマスクのようなもので歯を覆って治療する部位だけを隔離した状態にする「ラバーダム防湿」が効果的。本川越の歯医者 川越ピース歯科では専門的な知識と技術を持ったドクターが、精密根管治療(自由診療)の際に必ずラバーダム防湿を行なっていますので、安心・安全に治療を受けていただくことが可能です。

ニッケルチタンファイルの使用
複雑な根管内の治療は、一歩間違えれば大きなトラブルへと発展してしまう恐れがあります。当院では、汚染物質を隅々まで除去する極細のニッケルチタンファイルと呼ばれる器具をはじめ、器具が歯の根を突き抜けたりしないよう正確な根管内の長さを測るモーターなど、専用器具や薬剤を使用してトラブルを未然に防ぎます。

精密根管治療のよくある質問
Q健康保険の範囲内で精密根管治療は出来ますか?
精密根管治療は保険適応外の薬剤や器具などを使用するため自由診療扱いとなります。治療費がかかるのはデメリットですが、しっかりと治療に時間をかけれるため、より成功率の高い治療が受けれます。
Q通常の根管治療との違いは何ですか?
治療開始前に必ずCTを撮影し、三次元的に根管の形態、病巣の広がりを把握します。またマイクロスコープを使用することにより、暗くて狭い根管の奥まで視覚的に確認を行いながら治療を進めていくことが可能です。そして何より、歯内療法学会の専門医(根管治療のスペシャリスト)である本郷先生が毎回治療を行います。
Q治療回数は何回くらいかかりますか?
治療の回数は歯の状態によって変わってきます。前歯であれば2回〜3回、奥歯であれば3回〜4回が目安になります。根の中が綺麗になった時点で根の中にお薬を詰めて終了します。きちんと症状の改善の確認をするため、通常より治療回数が多くなる場合もございます。治療前にどのくらい期間がかかるか、しっかりとご説明いたしますのでご安心ください。
Q以前根管治療をした歯なのですが、まだ噛むと痛いです。
治りますか?
根管治療は、歯にとっては刺激の大きな治療であり、一時的に痛みが出ることもあります。治療直後の場合は、その一過性の痛みの可能性があります。そうではなく、長期間続いている場合は、感染をしっかり除去出来ていなかったり、根の中に他の問題が残っている可能性もあります。CTなどで精査を行いますので、一度ご相談ください。
根管治療の必要性
根管治療とは歯の神経が入っていた空間である歯髄腔をきれいにして細菌が入り込まないように薬で密閉することです。
歯髄腔は神経が死んでしまうと細菌が繁殖し、根の先から細菌や毒素が顎の骨の中に広がっていきます。この細菌によって副鼻腔炎や骨髄炎などの大きな病気になることもあります。この細菌は自然に治ることがないため、根管治療をして機械的に細菌を取り除き、新たに細菌が入らないように薬を緊密に詰める必要性があります。根管治療をすることで神経が死んでしまった歯でも長く使うことが可能になります。

根管治療で治せないケース
歯の根っこの先に膿が
溜まってしまっている歯

溜まっている膿が軽度であれば、再度神経をキレイに消毒して膿を出すという処置をすれば改善できるので、抜歯には至りません。しかし、膿が重度で多く溜まってしまっている場合は、周りの骨をも溶かしてしまうことになるので、そうならないように抜歯することになります。
歯の根っこが割れている歯

歯の噛み合わせが強すぎたり、歯並びの問題で一部の歯だけに強すぎる負荷がかかる噛み合わせになる人がいます。そのような人は、ぐっと食いしばった拍子に、歯の根っこに負担がかかりすぎて、歯の根っこが割れてしまうことがあります。 歯の根っこが割れているので、もちろん痛みを伴います。折れてしまった根っこをくっつけることは出来ませんので抜歯することになります。もし、放置していると細菌感染が骨にまで広がってしまいます。
根管治療後の痛みについて
根管治療の後に歯に物が当たると痛かったり、咬むと痛かったりすることがあります。歯の根の周りには咬んだ時に硬い物や軟らかいものを判断する歯根膜という薄いクッションがあります。根の先からこの歯根膜に炎症が伝わると咬合時に痛みが出ます。
普通に咬んでも強い痛みがある時には、歯医者で治療している歯の咬み合わせを調整してもらいます。咬む時に刺激がなくなれば楽になります。また痛みが強ければ痛み止めを服用します。治療中の歯は安静にしておく必要があるため、咬まないように注意してください。
