インプラント
Implant
歯を失ってしまった方への
治療法
インプラント治療とは、歯が失われてしまった部分に人工の歯を埋入する治療のことです。人工の歯根を顎の骨の中に埋め込み、その上に人工の歯を固定します。
入れ歯やブリッジと異なり、隣の歯を削って負担をかけることもありませんし、自分の歯と同じような感覚で違和感なく噛むことができるようになります。 また、下顎の総入れ歯が不安定で動いてしまう方や、上顎の総入れ歯で口蓋が無いものを使用される場合などには、インプラントによって入れ歯を固定する方法も有効です。
米国ロマリンダ大学に留学経験を持つ
アメリカインプラント学会認定医在籍
当院には、米国ロマリンダ大学インプラント科に2年間の留学経験を持つ、アメリカインプラント学会認定医が在籍します。
ロマリンダ大学は、現在のインプラント界を牽引する数々の有名なドクターを輩出した大学です。
日本でも数少ない、アメリカにおいて研究だけでなく臨床も行った先生です。
他院では骨がなくて断られた、他院でインプラントを埋入したがうまくいかなかったなど、様々な難症例にも対応可能です。
現地での様子
2年間の留学生活で、科学的根拠に基づいた知識だけではなく、実際に患者さんの治療を行う事により、技術と経験も得る事ができました。
特に前歯部インプラントで世界的にも有名なDr.Kanの指導を受けた事は、自分の歯科医師人生にとって大きな財産となりました。
この知識、経験そして技術をもとに、地域の皆様にしっかり貢献できるよう頑張ります。
インプラント治療の
メリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
・自分の歯と同じように咬める | ・保険が効かないため、治療費が高い |
・健康な歯を削ったり、負担をかけることがない | ・外科手術が必要 |
・見た目が自然 | ・治療期間が長い |
・顎の骨が痩せにくい | ・全身疾患などの理由で適応されないケースもある |
当院がストローマン社
インプラント
のみを使用する理由
①ストローマン社インプラントが示す信頼性の高さと豊富なエビデンス
大学などの研究機関で行われる基礎的な研究や、世界中の一般開業医による臨床研究のデータが十分にあります。各社インプラントに比べ、安全性・確実性が証明されているのです。
②世界のインプラントシェアでもトップクラス
ストローマン社インプラントには50年以上の歴史があります。数多くのインプラントメーカーが出ては消えていきましたが、患者様のデータが50年蓄積しているインプラントメーカーとして世界で最も信頼されています。日本でもトップクラスのシェアを誇り、対応できる歯科医院も多いため、急な転居なども安心です。
③ITIの協力による、学術的に検証された製品
ITIは、世界最大のインプラント歯学に関する国際的非営利学術組織です。ITIは、インプラントおよび口腔組織再生分野における研究・開発・教育を通じ、患者さんの利益を追求しています。また、臨床研究や製品評価などにより、ストローマン製品開発への協力を行っています。
インプラント治療の流れ
1.事前検査
インプラント治療を始める前には、慎重な事前検査が必要になります。レントゲン撮影・CTスキャン・口腔内模型検査などによる十分な検査を行い、綿密な治療計画を立てます。患者様の同意を得てから手術の日程を決めます。
2.治療開始
お口の中が清潔で炎症のない状態であることが確認したうえで、治療を開始します。局部麻酔を行ったあと、顎の骨にインプラントを埋め込みます。このインプラントが新しい歯の土台となります。手術後は、インプラントと骨が結合するまで待ちます。様々な条件によって期間が異なりますが、2ヶ月~半年が目安となります。
3.人工歯の装着
インプラントが顎の骨と結合したら、インプラントの上にアバットメントを連結して人工の歯(上部構造)を装着する準備をします。
4.人工の歯(上部構造)を装着
インプラントのヘッドに人工の歯(上部構造)を装着します。これでインプラントを装着する治療が終わります。
5.メインテナンス(検診)
インプラントを長持ちさせるため、メインテナンス(検診)に定期的に通っていただきます。インプラントのネジの締まり具合を点検したり、噛み合わせの調整も必要になります。また、インプラントは虫歯にはなりませんが、メインテナンスを十分に行わないと歯周病にかかることがありますので、そうしたトラブルを防ぐためにも治療後もしっかりとサポートいたします。
静脈内鎮静法について
静脈内鎮静法とは
静脈内鎮静法(セデーション)は、緊張感や精神的不安・恐怖心などを和らげ、眠っているようなリラックスした状態でインプラント手術を受けていただくための麻酔法です。
点滴によって静脈内に鎮静剤を投与することで、中枢神経の働きが鈍くなり、わずかな意識はありながら、うたたねをしているような状態になります。また、全身麻酔とは異なり、自発呼吸は可能です。
患者様自身が希望される場合だけでなく、基礎疾患をお持ちの場合や、手術を行なう範囲や手術内容によっては、静脈内鎮静法を用いるケースも少なくありません。
インプラントQ&A
Qインプラントの手術は
痛いですか?
インプラント埋入手術は基本的には局所麻酔で十分な手術です。
ドリルで骨に穴を開けるというと痛そうというイメージを持たれる方が多いですが、実際は術後の痛みは鎮痛剤を数日使用する程度で済む事が多いです。
ただし、骨が足りない場合の骨造成、歯茎が足りない場合の歯肉移植などは、やや鎮痛剤が必要になる日数は長くなる場合が多いです。
Qインプラントは
誰でも出来ますか?
現在ほぼすべてのケースでインプラント治療は可能とお考えて頂いて大丈夫です。
ただし下記のような条件下では適応できないケースもございます。
インプラント治療が制限されるケース
・妊娠中の方
・重度の全身疾患のある方(糖尿病などの慢性疾患がある場合でもコントロールされていれば特に問題ありません。主治医の先生と連携し治療を進めていきます)
インプラント治療が適用できないケース
・あごの骨の成長が終わっていない20歳以下の方。
・様々な理由で治療の協力が得られないと判断された方
Qインプラント治療の
成功率はどのくらいですか?
インプラント治療の成功率は98%以上と文献でも報告されています。
インプラントはほとんどのケースで問題なく成功しますが、喫煙されていたり、定期メンテナンスの受診を怠られると失敗の原因になります。
そのほかにも、骨質や骨量の問題、噛み合わせの問題、全身疾患などもリスク因子になると言われています。
Qインプラントは何年持ちますか?
衛生状態が清潔に保たれているインプラントは、長い期間良好に機能することが期待できます。
反対に、日常的なお手入れが悪いと、インプラントの寿命が短くなることも報告されています。
インプラントの寿命は、歯科医院での継続的なメンテナンスと、日々の口腔ケアの状態に大きく影響を受けます。
インプラントは治療を終えてからのケアがとても重要になります。
Q他の歯医者さんで骨が足りないからインプラント出来ないと言われたのですが、インプラントは可能でしょうか?
以前は骨が足りなければインプラントができませんでしたが、現在はGBR(骨誘導再生法)や、サイナスリフト(上顎の骨を増やす術式)などで骨の造成が可能で、インプラントが埋入できる可能性があります。
当院の院長は米国ロマリンダ大学にてインプラント専門医になるための特別なプログラム(Postgraduate Program)を数年以上かけて修了しています。
豊富な知識と経験を持ち合わせているため、一度ご相談ください。
Qどのような歯科医院でインプラント治療を受ければ良いですか?
インプラントを治療は大きな決断だと思います。
インプラントは歯が入ってからも、メインテナンスが予後に関わります。
この医院でなければいけないという決まりはないため、この先生に任せたい、この医院に長く通いたいと思える歯科医院で治療をするのをお勧めします。
実際インプラント手術を行う歯科医師にしっかりと話を聞き、質問をし、納得した上で治療を進めていくのが理想的です。
QMRIやCTによる画像診断への影響はありますか?
チタンのインプラントを用いてインプラント治療を受けた場合、そのインプラントがMRIによる画像診断に影響を及ぼすことはありません。
しかし、インプラントの上部に磁石が付いた構造物が装着されている場合には、MRIの画像が乱れることがあるので注意が必要です。
また、チタンのインプラントが埋まっていることによって、CTによる画像診断が影響されることもあります。